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サクサクとした食感とバターの豊かな風味で、子供からご年配の方まで広く愛され続ける洋菓子サブレ。
そんなサブレにあう京素材としてシェフが見つけたのが、鳴き砂で知られる琴引浜を有する丹後半島で取れた塩。フランスの中でも特に酪農に適しているといわれる地方のような丹後半島という恵まれた環境で作られているこの塩は、「きっとサブレに欠かせないバターとの相性もいいはず。」と考え、試行錯誤が始まりました。
サブレに塩を入れる工夫はこれまでもアンリ・シャルパンティエでは行っていましたが、琴引の塩は伝統的な平釜製法で作られ、程よい塩味とまろやかな味の余韻が特徴なだけに、その良さを活かす配合バランスに苦心。複数パターンを試作しながら、北海道産バターの豊かな風味と琴引の塩の味わいの合致点を導き出し、今回ようやくお届けすることが叶いました。


1969年、兵庫県芦屋。小さなサロン・ド・テからはじまった、私たちアンリ・シャルパンティエ。創業から今日まで、シェフが作るライブ感あるデセールや香り高い洋菓子は、お客様の心地よい非日常や愉しみ溢れるひとときを演出してきました。そして、半世紀がたった2022年。私たちは最高の洋菓子を探求する中で、奥深く、連綿と輝き続ける「京素材」と出会いました。洋菓子という型に縛られずに洋菓子の魅力を突き詰めてきたシェフだからこそ生まれたこの偶然のようで必然的な出会いは、驚くほど素直に私たちの洋菓子文脈に加わり新しい京スイーツへと昇華。素材の希少性もあり、まずは京都エリアおよびオンライショップでの限定販売となりますが“アンリ meets 京都”が叶えた逸品たちをぜひご堪能ください。



平安時代の貴族たちが「気持ちが結ばれるように」と、恋文をおみくじのよう結んで相手に渡していたことから、縁起物のモチーフとして文様化された「結び文」。アンリ・シャルパンティエ-HANARE-では、この結び文に込められた想いを、お菓子を通じて叶えていきたいと願い、店頭やパッケージ、お持ち帰りの紙袋などの装飾として使用しています。京都と全国、お客様とお客様が、より豊かなひとときの中で結ばれる。そんな、悠久の時を経ても変わることのない大切な想いを、ここ京都の地からお届けいたします。

